DELUHI。
2008年から2011年までというたった3年間の活動だったにもかかわらず、
結成間もなくして赤坂BLITZ、渋谷公会堂までを超満員にするまでになり、
ファンに惜しまれまくりまくりまくり(×無限)で解散したV系メタルバンド。
その卓越したプレイや外見はさることながら、
女性だけでなく男性にもヒットしたカッコよすぎるサウンドは、
当時のいわゆる「ザッツV系」の方向性から逸脱したバンドであり、
Nocturnal BloodlustやGYZE、JILUKAなどのバンドはDELUHIから影響を受けているらしい。
簡単に言えば、楽曲全て「カッコいい」「激しい」「神曲レベル」なのだ。
楽曲数はかなり少ないんだけど、1曲1曲本当に心に残る。
解散後、後にBABYMETALのギタリストとしても活躍したLedaは、
今やGalneryusのSYUと並ぶ日本が誇るギタリストの1人になっている。
元々LedaはYu-toとしてGalneryusのベーシストでもあった時期がある。
私はその頃に彼のことを知り、DELUHIを知ったきっかけになった。
ベースをギターのように弾く姿は、XのTAIJIに少しダブるところもあった。
(Ledaの場合はそれとはまた違う独自のプレイではあるが)
なぜ解散したのか。
それは先日の渋谷O-EASTでの限定復活ライブ追加公演で明らかになったようで。
Aggyが別のことをしたいがために解散したと思われていたが、事実は違っていた。
確かに解散直後すぐGYZEのメンバーとバンドを組んだ時点でおかしいとは思っていたが、
あまりにもDELUHIが上り詰めていくスピードが速すぎる中、色んな問題が起きていたようで、
その中にボーカルのJuriの病(声が出せなくなった)もあったらしい。
とにかく混沌とした中で活動をしていたんだなと。若さゆえというところもあったのかな。
8年の時を経て、結成10周年記念で新たな裏ベストアルバムをリリースし、
さらには赤坂BLITZとO-EASTで限定復活ライブを行なってくれたことに本当に心から感謝したい。
X JAPANの時もそうだったが、私は全盛期にライブに行ったことがなく、
DELUHIのライブ参戦は夢のまた夢だっただけに・・・・・。
私は見事当選し、赤坂BLITZのライブに参戦してきた。
会社を定時に上がり、全速力で赤坂入り。
外から聞こえてきた曲は「シェイド」。
この曲、L4D2の実況プレイをしていた頃に愉快な仲間達のテーマソングに使ったこともあった。
それだけに思い入れの曲で私を迎えてくれて、一気にボルテージ上昇。
西側のゲートを案内されたけど、客が収容し切れずに半分くらいドアが開いてて、
何とか中に入るも腕も上げられない状況。腕上げたいのに、ジャンプしたいのに!
初めのうちは首を小刻みに控えめに振るくらいしかできなかったけど、
徐々に会場の中央付近まで行けるようになってからもう好き勝手放題にノリノリ。
とても8年前に解散したバンドと思えないほど熱いファンが詰め掛けてきてて、
X JAPANの復活ライブも興奮したけど、DELUHIライブが今までの人生の中で最も声を張り上げ、
体を動かし、熱狂したかな。それだけ素晴らしすぎるライブだった。
ドラムのSujkが最後に、
「もっとDELUHIを観たいですか?」って質問し、観客全員熱狂で応えたら、
「それを聞けただけで本当に嬉しいです。ありがとうございました!」と涙声で応えたのを見て、
あ、もう復活はないんだろうな。伝説のバンドになったんだなって。
私の実況を観てきた方なら、DELUHIのことを知ってる人は多いんじゃないかな。
まさに私が実況プレイを始めたのは2008年。いつもそばにいたバンド。
これからもずっとそばにいてほしいバンドです。
彼らは今別々のバンドで活動中。
LedaとSujkはFar East Dizain。
JuriとAggyはbreakin' holidayというバンドで現在活動している。
DELUHIファンは引き続き彼らのサウンドを追いかけてほしいし、俺もついて行く。