実況プレイさせていただいたゲームをレビューする企画。
第二回目は私自身特に思い入れの強い「ALAN WAKE」です。
物語はミステリー作家のアラン・ウェイクが、
休暇で妻アリスとブライトフォールズという町に訪れるところから始まる。
ほぼ毎日のように悪夢に悩まされ、スランプに陥って小説を書けなくなっていたところ、
気分転換に休暇をとることになるのだが、毎日見るその悪夢によって誘われるが如く、
いつのまにか奇妙な町、ブライトフォールズに導かれていたことを本人は知らず。
妻アリスが謎の失踪。アリスを救うために奮闘していくわけなのだが、
序盤では意味不明だったセリフや登場人物が伏線となり後に繋がっていったり、
まるでデビットリンチのような世界観が相まってプレイヤーをぐいぐい引き込んでいく。
次の展開が待てない!と思わせる演出が満載で、クリアまで飽きさせることはない。
ADVなのかと思いきや、アクション要素が強い点がさらにゲームを面白くさせている。
「光」を屈指し、闇に覆われた敵から闇を剥ぎ取り、銃器で倒すという斬新なシステム。
もちろん弾が足りなくなることもあるため、逃げることに徹する場面も多い。
敵の攻撃が当たる寸前で回避ボタンを押すことで、スロモ避けが発動する。
これは完全に無敵状態になるだけでなく、何よりカッコイイ演出のため、
プレイヤーがエキサイティングできるし、動画視聴者を盛り上げる要素になっていた。
敵の種類は多彩とは言えないものの、クロックアップ、チェン男、ポルターガイスト等々、
それなりにいろいろな敵が登場し、大人数にいきなり囲まれた時の絶望感といったら><
ピンチ時に役立つ発煙筒や閃光手榴弾の演出も秀逸。私は回避に拘ってましたがw
その他、コーヒーポット等の収集アイテムだったり、ラジオ、原稿だったり、
謎の番組「ナイトスプリングス」だったりと、本編とはあまり関係ないけれど、
本編のことを一時忘れてハマってしまうような仕掛けが豊富。
特にナイトスプリングスは動画視聴者にも好評で、DVD化を熱望する方がいたりするw
トワイライトゾーンのような短編の番組なのだが、どこか奇妙で、怖くて、笑える。
テレビが設置されているところでいくつか見れるので、ぜひ見逃さないでほしい。
2005年に開発発表があって以来、5年の歳月を経て発売になっただけに、
グラフィックス、モーション、上記様々な要素の作り込みは半端ではない。
元々オープンワールドとして作っていただけあって、マップは広大。
チャプター毎に区切られてはいるものの、その広さには驚くだろう。
思わぬところに上記の収集アイテムがあったりするため、ゆっくり散策するのも楽しい。
ただし闇の敵が出てくるところで散策しようとすると痛い目に合うため、ご注意をw
個性ある登場人物が数多く登場し、相棒のバリーのファンになることは間違いない^^
(個人的にはナイトスプリングスのゲームを制作したエマーソンが大好きで仕方がないw)
動画視聴者からヒロインと言われるくらい愛らしいバリーがいるからこそ、
このゲームはさらなる盛り上がりを実現できている。彼のセリフは全て聞き逃さない方が吉。
また、DLCが「THE SIGNAL」「THE WRITER」と短編ではあるが2作出ており、
本編クリア後のストーリーが展開されているので、ハマったのならプレイ必至。
本編にはなかった驚きの仕掛けでプレイヤーを悩ませたり、
敵の強襲がさらに激しくなったりと、全体的な難易度で言えば本編以上になっている。
DLCながらもしっかりコレクターな要素があり、1プレイでは終わらせない配慮もさすが。
(動画を見る場合、本編をpart.1から最後まで見ていないと損するかもしれません)
国内ではあまり売れなかったようですが、まさに隠れた神ゲーと言える作品。
宣伝をもっと効果的に多く行なっていれば、間違いなく浸透していたはず。
私はこのゲームに出会えて本当に良かったと思っています。
そうでなければ全45動画もうpできてなかったです。胸を張って薦められるゲーム。
Alan Wake (アラン ウェイク) (通常版) (ゲーム追加ダウンロードカード同梱)